テレビで「アサシン」と言う映画を見たとき
気になった歌があったので調べてみると
「Nina Simone ニーナ・シモン」の「Here Comes The Sun」
秘密を隠しながら今を楽しもうとする
主人公の切ない気持が伝わってくるシーンのBGM
黒人差別の問題は、まだまだ根深い
１９７０年代前後から、全家庭にカラーテレビも普及して
MTV時代がやってきたから
ジャズ以外にもソウルフルな黒人音楽を
お茶の間でも観られるなった。
ジャクソン５からマイケル・ジャクソンがスパースターになったのも
そんな流れのがあったからこそ・・・
でも、彼ら黒人の音楽の中にはどこか物悲しいものが含まれている。
ニーナの他の楽曲も切なく何かを訴えるものが多い。
ジャズのナンバーで良く流れる「Strange Fruit 奇妙な果実」
ビリーホリデーが歌い続けたことで有名だが
これは、1930年代の黒人虐待事件がもとに作られたもの。
本当に悲しい曲・・・
長い日本の歴史のなかで
「奴隷」という概念が育たなかったのは幸いだった。
もしかすると、上原が知らないだけかもしれないが・・・